他人の不幸は蜜の味

他人の不幸は蜜の味

他人の哀しむ様、

他人の苦しむ様、

それらを見るのがこの上なく喜ばしい

どん底から這い上がろうとして

もがいてみても、やはりダメで

さらにどん底へ堕ちる様もなかなか良いが

うまくいっている者、

うまくいった者、

いわゆる成功者が

底辺の中の底辺へと一気に転げ落ち

身も心もズタズタに落ちぶれる様

を見ることほど、愉快なことはない

まさに至高の愉悦である

そして、

人間というものは皆例外なく

それを最高の快楽としている

口先ではどうとでも綺麗事を言えるが、

皆、腹の中では他人の不幸を何よりも喜んでいるものだ

人間というのはそういう生き物

だからこそ、

自分以外の人間は全て敵だ

自分以外の全ては自分を貶めようとしている

だからこそ、

自分以外の全ての人間を

引き摺り落とし、叩き潰さなければならない

自分以外の全ては敵だ

自分以外の全ては、不幸のどん底へ叩き落とさねばならない

叩き落した敵を見下し、嘲り、踏み付けなければならない

そうしなければ、自分がそうされる

自分が転落したとき、

自分が不幸になったとき、

それには大抵、

自分を引き摺り降ろした奴がいる

自分を叩き落した奴がいる

そいつを引き摺り降ろせなかったから、叩き落せなかったから、踏み潰せなかったから、

自分がそうされたのだ

即ち

自分が不幸になりたくなければ、

他人を不幸に叩き落す他ないということ

自分の不幸を他人に嘲笑われるのは屈辱だ

だから、

自分が他人の不幸を嘲笑わなければならない

他人は不幸にならなければならない

盛者は落ちぶれなければならない

他人の不幸さえあれば、他のエンターテイメント等いらない

他人の不幸こそが最高の愉悦

幸福になるのは自分だけで良い

それが、我が母の基本思考。

それが、我が家の基本姿勢。

それが、我が血族の基本理念。

そんな人間にだけは、死んでもなりたくない。

親を見ていて、
母を見ていて、
親戚を見ていて、
ふと、
しかし切実に、
そう思う。

(´・ω・｀)あ、ども

(´・ω・｀)おおかみさんです

(´・ω・｀)それではまた

(´・ω・｀)ノあでゅー