労働環境腐敗 〜日本的評価法が生み出す負の連鎖〜
(´・ω・`)どうも、おおかみさんです
今回は、
元職場で実際に起こってた悲劇のお話。
そして、多くの日本の企業で起こってることだと思われる事象のお話。
1. 日本的評価法とは?
タイトルに書いたコレが何を意味するか、をここで先に定義しておく。
(俺の造語だからね(((
総勤務時間、及び残業時間ばかりを見て、
仕事の評価、賃金の評価をすること。
このことを、この記事では日本的評価法と表記する。
表向きには「仕事内容等も総合的に見て評価します」ってことになってるところも多いだろうけど、実態は勤務時間の数字しか見てなかったりするよね。
口先では何とでも言えるもんね。
2. おおかみさんのケース
ここで一旦、おおかみさんが体験した実例を紹介してみる。
おおかみさんのお仕事スタンスは、
・効率とクオリティを追求しなきゃプロじゃないでしょ
・やるべきことさえ終わらせたら早く帰ってプライベートに充てるべきでしょ
って感じで、こういうスタンスだった先輩方も若干名いたんだけど……
このスタンスを実践すると職場ではこう言われるのよ。
- 早すぎ!そんなに早く終わらせたらやることなくなるでしょ!定時までどうするんだよ!
- 残業ぜんぜんしてないよねー勤務時間ぜんぜん稼げてないよねーこういうの続くと真面目に仕事してないって判断されて評価下がるからさーもっと残業しろよ
……言われた当初から、
こんな理屈が当然のようにまかり通ってるなんてアタマおかしいんじゃねーの
って思ってた。
全国の経営者のみなさーん
現場ではこんな意識が当たり前に蔓延ってますよー
そのへん、わかってますかー
わかってて放置してたら最悪ですけどねー
「勤務時間の長さ=仕事の成果」な時代なんてもう終わってるんだよ。
いい加減そろそろ自覚しろよ。
3. そんな風土が何をもたらすか
元々は俺と似たスタンスだった先輩のひとりが、ある時こう言った。
そうやって真面目に仕事と向き合ってる姿勢は、プロとして当然のことでもあるし、素晴らしいことだと思うよ。
でも、こちらがそこまでして頑張ったところで誰も評価してくれないし、給料も上がらないから、そんなに必死にやらなくていいよ。
頑張った分だけ体壊して損するのはこっちだからさ。
不真面目にテキトーにほどほどに、でやって残業時間だけそれなりに稼ごう。
そしたら “真面目に仕事してるな!” って評価になって、誰にも文句言われないから。
なんかおかしいと思うし理不尽だと思うけど、そういうところで働いてるんだから仕方ないんだよ。
……なぁ、これ、どう思う?
ちなみに、俺と似たスタンスでいた別の先輩は、
上記先輩とは違い信念曲げずに頑張った結果、心を壊して辞めていった。
俺もまた、同じ道を歩むことになったわけだが。
こんな職場環境で、
こんなやる気ある人を叩き潰す風土で、
生産性なんて上がるわけないでしょ?
そんな状態が蔓延してるのを放置しておいて、
日本人は勤勉で真面目な民族なのに生産性低いのは何故だろう不思議だ
なんて発言をしちゃう人いるっていうんだから呆れて開いた口が塞がらない。
・まとめ
とりあえず、おおかみさんが言いたいのはこのひとつ。
グローバル化が〜、競争力が〜、とか言う前に
最優先で解決するべき根本的問題があるだろ?
ってこと。
まともな評価制度にして、職場の意識変えて、
やる気ある社員を潰さないようにして、
そうして全体の生産性上げていかないと、国際化も競争力もクソもないでしょ。
日本的評価法の職場はハッキリ言って、
やる気ない人には天国
やる気ある人には地獄
だからさ。
今回は以上になります(´・ω・`)
次あたりでまた重い内容を書くかも。
それでは
(´・ω・`)ノあでゅー